強烈! つづら折りの急坂
津久井塔王権現参道を登る その3




でもさ、こんな山の中に住宅街っていうのもちょっと変わっているし、
若 葉台は割と最近作られた新興住宅地だと思うんだよね。

山の形を見ると、宅地開発でずいぶん開削された印象があるから、
もしかしたら塔王さまはもう現存しないんだったりして・・・。

平成たぬき合戦の世界みたい。人間は時々無茶をするよね。

でも、とりあえず、あたりを探してみようか。


あ、 ちょっと変わった道があるよ! 気になる!

この道? なんか嫌な予感・・・・




またジグザグ道だ・・・・・

ちょっと自転車で降りてみたい気はするけど、
もう一度登ってくるのが嫌になりそうね。
少なくとも塔王さまはこっちじゃないと思うな〜・・・。

もういっぺん最初の参道の頂上まで戻ってみて、
手がかりを探してみようか。

そうだね。


あ、 もしかして、ここだったりして・・・。
舗装されているし、単なる遊歩道っぽい感じもするけど。

気になる! 行ってみよ!


やっぱり遊歩道かなぁ〜。昔からある道には見えないよね。

んー。少なくとも、自転車で来る所じゃないかも。

それは割と最初っからだね。


あ、三叉路に出たよ!
片方は尾根伝いに進むコンクリートの道(写真手前)
もう片方は山の中へ進む道(写真奥)
どうしよう!?

山の中があやしい!!

わたしもそー思う!


ますます自転車で来るべきところじゃないかもしれないけど・・・。
なんだか気持ちいい道だね。

あ、あそこに何か見えるよ !



なんということでしょう

木々の間から降りそそぐ暖かい日差しに照らされ、
きれいに手入れされたお社が姿をあらわしました。



近づくと、「塔王権現」の文字がしっかりと記されているではありま せんか。



このように、塔王権現は
宅地開発の波を逃れ、匠 (住民) たちの手によって今でも立派な姿をとどめていたのです。


ようやく発見〜♪
小さいながらもとても綺麗なお社の塔王権現さまです♪

いまの劇的ビフォー・アフター的なくだりは
よくわからなかったけど、
塔王さまがご健在でよかった!
お賽銭も、ちゃんとお供えしておこうね♪

もちろん♪
ところで、家に帰ってきてこの塔王さまについて調べてみたんだけど、
インターネットに、この塔王さまについての詳しい情報があったので、ご紹介します。



屋根の無い博物館の ホームページ 城山の民話
谷が原に運ばれた塔王様の話

《以下上記ホームページの文章を 要約させていただきました。》
昔、川尻八幡宮の近くに「塔の越(とうのこし)」と呼ばれている地があり、
そこに立っている石塔を拝むと、はやり病にかからないと言われていました。

江戸時代の終わり頃、はやり病が流行し、この近くでも何人もの人が 死んでしまいました。
村人は石塔を一生懸命拝みましたが、ご利益が全くなかったため、谷が原の谷間に石塔を捨ててしまいました。

数日後、信心深い八木金兵衛さんが、 うち捨てられている石塔を見つけ、山の上に祭りました。
明治時代に再びはやり病が流行し、塔の越では何人もの人が亡くなりましたが、
谷が原の人は大丈夫だったそうです。

 現在、塔王様は若葉台団地建設で別の場所に移されましたが、
今でも毎年9月10日になると谷が原の人たちによって塔王様のお祭りが行われているそうです。

こんな小さなお社にも、こんなストーリーがあったなんて、
なんだかロマンチック・・・・

宅地開発による移設説は、当たっていたんだね。

ともかくも、ふらっと興味本位でやって来たサイクリングでしたが、
とても素敵なお社とそのストーリーを知る事が出来て大満足☆でした。


帰りは、一直線ルートを通っちゃいました!!!

ひゃあ゛あ゛あ゛こわ゛ いいいい

(ほんとに危ないので、通るときは安全運転を努めて下さいね!)



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