出来たばかりのニュータウン
八王子みなみ野へ輪行・日野オートプラザ

10.01.25



こんにちは!
今日は、東京都八王子市みなみ野にある
日野オートプラザへ やってきました。

東京都内にある割にはあまり知られていないのですが、
「日野自動車」をはじめとした、
日本のトラック・バスの発展の歴史が分かる
「トラックミュージアム」
です。

(驚くべきはココ、入場無料なんですョ!)

む、無料!? これは行くっきゃない!

ちなみにこの「日野オートプラザ」を運営する日野自動車は、
東京都日野市に本社を置くトラックメーカー。
みなみ野にあるのは「日野21世紀センター」と呼ばれる研究施設で、
日野オートプラザはその施設に併設されているミュージアムです。

日野自動車は、やっぱり日野にあるんだね!

ちなみに、その「日野駅」のとなりには「豊田駅」があるけど、
それは「トヨタ自動車」とは何の関係もない、です・・・
という豆知識、どうでもいいかな・・・

・・・さて話を戻して、
日野オートプラザは、最寄りの八王子みなみ野駅から歩いて約30分です。
自転車なら、隣駅の相原あたりからサイクリングして来ると
距離的にもちょうどいいかも知れません。
私たちは、相原駅で駅を降りて、のんびり自転車で走ってきました。

日野オートプラザ

東京都八王子市みなみ野5丁目28番5号  日野自動車21世紀センター内

TEL:042-637−6600
入場料: 無料 (団体の場合は要予約)
開館日: ホームページ参照のこと
開館時間:10時〜16時 (入館15:00まで)

http://www.hino-global.com/j/link/autoplaza/


大きな地図で見る

とりあえず到着〜
・・・・なんだかひとけが無いけど、大丈夫かな!?

開館日もちゃんとチェックしてきたから、大丈夫なはずだよ
なんだかさびしく感じるのは町外れだからかもね。


あ、 ほら室内にライトが点いてるから、大丈夫大丈夫。
それにしても、展示車両がカラフルでちょっとワクワクするね。


OPENの文字を確認して一安心したので、駐輪場に自転車を停めていざ入館!!
停めてあるクルマが2台だけなのが非常に気になりますが・・・・。
ちなみに帰り際には遂ぞ0台でした(笑)

さてさて、入り口に入ったところに、
TGE-A型トラック (1917年式)
という、日本で作られた初めての量産トラックが早速展示されてありました。
すごい、これが初めてなんだね。
なんかウエスタンふう(笑)

これはレプリカだそうだけど、
ちゃんとエンジンがかかって走行出来るんだって。すごい!

ところで、TGE-A型の「TGE」って、
「東京(T)瓦斯(ガス:G)電気(E)工業株式会社」の略って書いてあるけど、
日野自動車で作られたわけじゃないんだね。

展示してあった年表によると、TGEこと東京瓦斯電気工業は、
日野自動車の前の社名みたい。

ちなみに、東京瓦斯電気工業は、
戦後に分社して「いすゞ自動車」と「日野自動車」に分かれて、現在に至るんだって。
つまり、トラックで有名な「いすゞ自動車」も「日野自動車」も、
元は同じ会社だったって事かな?

黎明期の日本の近代産業を調べると深いですな。
それにしても今日のコンちゃんはアカデミックだね!

せっかく来たんだし、日本のトラック史についてしっかり学習しなきゃね!
まじめモードでしっかりレポートしようと思います!!

いつもはまじめじゃないの!?

入り口からエレベーターで二階へと上がり、
そこから順序通りに展示品を見ていきます♪
平日の昼間と言う事もあり、人が誰もいません・・・・
(受付にも誰もいなかったのですがご自由にどうぞと書いてありました^^;)

ゆっくり見て回るには、最高の環境ですね。
ちなみに写真撮影OKのようです。


昔のトラックとかバスって、変わった形のものが多いねー

見て見てトレーラーバスだって! 電車みたい

96人乗りだって!! 戦後、物資不足の時代ならではのバスだね。
ところで、「日劇」で上映されている「東京ブギウギ」「エノケンの鞍馬天狗」・・・
なんだか絵に描いたような戦後の日本だね〜。


日野ルノー・・・・
あれ、これトラックじゃないぞ?!

今はトラックのメーカーだけど、日野自動車も昔は乗用車を作ってたんだって。

でも、当時の日野自動車には小型乗用車を作る技術が無くて、
フランスのルノー社から技術をもらって生産したのが、この「日野ルノー」なんだそうです。
そうして見ると、フレンチなデザインがとってもお洒落・・・・♪

タイヤのあたりがブルーシールアイスみたいでおいしそうな色・・・



うーん、見れば見るほど・・・・
魅力的なデザインかもー
昔のクルマって生き物みたいでかわいいね。


最初は、多くの部品をフランスから輸入して
それを日本で組み立てていたらしいのですが、
後に、技術の向上で全ての部品を国内で生産できるようになったそうです。

展示車はその「完全国産化」を達成したモデルだそうで、
それを知ったあとに細部を見てみると、確かにHinoやJapanのマークが
随所に付いている事が分かりました。

ライトにもHAKKOSHAと書いてあります。
部品の一つ一つから、完全国産化に懸ける強い意志が感じられますね。

この頃の日本人の努力が、今の日本の自動車産業の繁栄を
作り上げたことを忘れちゃいけない!


こちらは、日野コンテッサ
先ほどの日野ルノーの経験を生かして、イチから日野自動車が作った乗用車なんだって。
デザインはイタリアのジョバンニ・ミケロッティというデザイナーが担当したそうで、
大人びた非常に優美なスタイルですね。

なんか鳩山総理みたいな顔!!

エッ・・・・!?

円状のスロープを下りながら、一階の展示へと順に廻ります。
スロープには日野自動車の沿革が書かれていて、見応え充分です。

吹き抜けに展示してある飛行機は、
さきほどの、TGEこと、東京瓦斯電気工業が戦前に製造したものの模型だそうです。
飛行機も作っていたなんて!
(東京瓦斯電気工業は戦闘機のエンジン製造で有名だったらしいです)


日野コンマース
日野ルノーやコンテッサとは一転、素朴な表情が魅力だネ!

なんだか、このクルマの名前
「COMMERCE」を「コンマース」と読ませるあたりとか、
英語に不慣れな感じがとってもソソります!


後ろ姿はフォルクスワーゲンのマイクロバスのようなカタチですが、
あんまりお洒落な感じじゃあ無いですね。
どちらかというと共産主義国家の製品のような無機質な雰囲気を感じる・・・

それにしても、昔の日野自動車はトラック以外にも色々作っていたんだねー
こんなクルマ、見た事無いけど・・・


ちゃんとミニカーまで展示してある!


こちらは日野ハスラー
(株)三井精機工業というメーカーが製造した三輪自動車を、
日野自動車のお店で代理販売していたんだそうです。

ちなみに、三井精機は、今はあまり有名ではありませんが、
三輪トラック・軽自動車を作っていた自動車メーカー。
「オリエント」ブランドで
デザイナー柳宗理氏デザインの前衛的な
三輪トラック
つくっていた事で有名ですよ。


画像引用: 「Casa BRUTUS 新装版 デザイナー柳宗理」マガジンハウスムック

↑こんなのです。
すごいインパクトのあるデザイン!

このハスラーも、負けじ劣らじ独特なデザインだね。


角の曲面処理とか、
タイヤの周辺と給油口に連続する、波のような曲線とか、
デザインへの意識が高く、中小企業が作っていた製品とは思えない感じです。

癒し系だねェ


さて、最後はボンネットバス!
日野自動車のボンネットバスとしては最終型の「BH15」 が
きれいに修理されて新車同様の状態で展示されていました!!

車内にも入れるんだね!!
車内の広告スペースには、このバスがここへ来るまでの経緯とか、
いかに現存するボンネットバスが貴重であるかとか、
このバスの保存に関わった人たちの熱い想いがつづられてるんだね。

床は木製で、とても広々としています。
対面式のシートが電車みたいだね。

なんか酔いそう・・・


変わった形の降車ボタン。下に付いているボタンを上に押し上げるみたい

運転席の上にはベンチレーター(空気取り入れ口)です。
夏場とか梅雨時とか、満員のバス車内ではすごく重宝しそうだけど、
どうして今のバスには付いてないのかなあ?


というわけで、ボンネットバスでした。最後に迫力の外観をどうぞ。

さっきのハスラーと比べると、びっくりするくらいスケールが違う!
車内にハスラーが3,4台は入りそう・・・
顔もなんだかいかついし、迫力満点だね!!

この「剣道のお面」をイメージさせる独特なフロントグリルのデザインは、
当時から「鉄仮面」と呼ばれ親しまれていたそうです。
当時の日野のトラックやバスは、統一してこのデザインだったんだって。


ちなみに、日野オートプラザの二階にある柱にも、
この「鉄仮面」をモチーフとしたレリーフが取り付けられていました(この写真を見て下さいね)。
他にも、建物の形がエンジンの形(らしい) だったりと、
規模的にはそれほど大きくはないですが、随所にこだわりを感じる博物館です。

ほんとうにトラックが好きな人たちが
作っているんだなぁって言うのが伝わってくる素敵な博物館だね。
お腹いっぱい大満足!!

※日野オートプラザを訪れる際は、ホームページで開館日・開館時間の確認をお忘れなく。休日は閉まっている事が多いです。


さて、日野オートプラザを楽しんだところで、
残りはぶらり道中見つけた珍スポットを紹介していきますね♪

息抜きモードだネ


変なものその1
都立多摩丘陵自然公園の門柱
自然公園と書いてあるけど、
周囲は公園でもなんでもなく、
住宅街と住宅街を結ぶ裏道的な道路の片隅にぽつんと立っていて謎!です。

後日インターネットで検索してみたところ、どうやら多摩丘陵の宅地開発が進む前、
このあたりは都の自然公園として指定されており、
尾根道のハイキングコースが有名だったそうですが・・・。
今はこの門柱(しかも片側だけ)がそれを物語っているだけで他に面影はありません。

なんか、すごい奇跡を見た感じがしたのでぶら輪珍スポットに認定!!



No.003

門柱しか無い
都立多摩丘陵自然公園

開発から逃れ、偶然生き残った時代の生き証人!



変なものその2
道路脇に立っている旅館の看板
旅館の看板だけで、建物はどこにもないです・・・・
どこへ行っちゃったんだろう・・・
それにしても、お車のままお部屋まで行ける旅館なんて斬新だよね。
何に使うんだろうね!!

知らないよ・・・


変なものその3
八王子みなみ野駅の・・・

どこが変なの?? 別に普通・・・
あ、手前の壁に書いてある落書き?

そこじゃなくてー!


駅の前が広大な空き地!!
発展途上の街ならではの光景だね♪

数年後にまた来たらどうなっているか、楽しみ


ちなみに、八王子みなみ野という街は
1999年に出来たばかりのニュータウンです。
まだ街中は整備途中といった趣きがあり、ポタリングが楽しいです。
上の写真は、新しく作られた住宅地の二車線道路と、古くからの農道が交差する部分。
新旧混在していて面白いね。

マニアックな楽しみ方だね。


かと言ってみれば、新しい二車線道路が廃道になっていたりもします。
右側に、新しい道路が通っています。
どういうわけだかよく分かりませんが、みなみ野にはこういう"使われていない"新道が結構あります。
都市計画もなかなか難しい??



No.004

八王子みなみ野の
新しい廃道群

税金の無駄遣い!


あ!! 変なものその4
みなみ野・街の中に突如現れる展望台(?)
丘のようなところに変な建物発見!!
あれは、展望台かな? 行ってみようよ!

※TSUTAYAの裏の狭い路地を歩いていると発見出来ます!

眺めがよさそう! というか、なんかすごい奇抜な形 !!
気になる!! 行ってみよう♪


しばらく迷った後、ようやく登り口を発見しました
何の案内板も無いんですね。


おおおおお


ええええええ

鍵が掛かってて、入れない・・・・・
というよりも、しばらく使われていないような印象でした・・・。なぜ??
なかなかスリリングそうな展望台だけに残念です。
入り口手前に設置してあるオブジェに刻んである記述によると、
どうやらみなみ野が出来た時に、八王子市が設置した展望台のようです。



残念だけど、展望台は諦めよう。
きっと、あそこからの眺めはすごく良いはずなんだけど・・・・

そうだね・・・って、あれ?


展望台の先、マンションが建っちゃってるから何も見えないんじゃ!?

な、なるほど〜・・・
目の前の土地に高層マンションが建っちゃったから、眺めが悪くなって、
それで、閉鎖されたのかな。
うーん、計画性が無いと言うか、税金の無駄遣いのような・・・・


日野オートプラザの近くには、栃谷戸公園という広くて快適な公園があります。
ここは、八王子の昔の自然を再現して作られた公園なんですよ。
すいていて、のんびり出来るのでオススメ!
みなみ野は、公園が多くて良いですね♪

栃谷戸公園


大きな地図で見る

東京都八王子市みなみ野5丁目みなみ野五丁目29番

TEL:まちなみ整備部市街地整備課042-620-7267

http://mappage.jp/code.php?cd3=13201S180036


うわ、ここの展望台も、閉まっとる!!

あらら・・・


AM9:00からPM5:00って事は、開いているはずなんだけど・・・
あ、よく見ると、但し書きがいっぱい書いてあります。

展望休憩所
AM9:00〜PM5:00
4月〜10月・9時00分〜16時50分
11月〜3月・9時00分〜15時50分
水、金休ミ
木、土午後1時マデ休ミ
(13:00〜17:00)

・・・わ、分かりづらい!!
しかも、今日は1月25日(月)で、現在昼の12時30分、
但し書きを見る限りは、やっぱり利用可能時間のはずなんですが・・・・

もうずっと閉まっとるって書けばいいのに!!

んー、きっと公園の管理も大変なんだね
残念だけどいさぎよく諦めよう


日野オートプラザに二時間も滞在していたので夕方になってしまいました。

夕方になると、さらに寂しいみなみ野・・・・

トラックが走っているように見えますが、これ、休憩してます。
街は静かです。


わあ、同じ家が大量に並んどる・・・

うわっ、変な風景・・・・!!
って言っちゃ失礼ですね、でも圧巻です。

これは珍スポットに認定したい!!

人様の家を珍スポットにするのはなんだか気が引けるけど・・・、
全体としてなら、良いかな?

認定!!



No.005

圧巻! 大量に並ぶ同じ家
工業化された近代社会に対する
アンチテーゼ!

日野オートプラザも、ニュータウンみなみ野も、
新鮮な驚きがいっぱいで楽しい一日でした。



帰りに見つけたオレンジ色のケロガード




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